炭鉱の残り香がある街!道の駅 うたしないチロルの湯とは?

歌志内市にある道の駅 うたしないチロルの湯を紹介します。全国で最も人口の少ない「市」である歌志内市は、かつて炭鉱で栄えた残り香を感じることのできる街です。小さな街の片隅にある温泉で、旅の疲れを癒しましょう。

日本一人口の少ない市・歌志内市!アクセス方法は?

北海道の砂川市と滝川市の間に位置している町・歌志内市は、日本一人口の少ない市として知られています。歌志内市は現在、人口3,000人台の町となっており、周辺の市町村に比べても格段に人口の少ない街となっています。

歌志内市は戦後すぐごろには人口が46,000人を超える、北海道内でも比較的大きい町のひとつでした。しかし、市内の主要産業であった炭鉱が衰退していくにつれて人口が加速度的に減少。1981年には人口が1万人を割り込み、その後も減少が続いている自治体となっています。同じ炭鉱の町であった夕張市と全く同じ人口減少状態となっており、2009年には夕張市のような財政再建団体の一歩手前である「財政健全化団体」に指定されてしまっています。

札幌市から歌志内市へアクセスする際には、国道12号線を北上して砂川市まで向かいます。砂川市に入ってから東側に進んで道道115号線へと入り上砂川町まで行き、そこからさらに道道114号線に入って道なりに進んでいきます。北上を続けると、歌志内市に入ることができます。札幌市からの所要時間は、およそ1時間20分程度です。

歌志内市の市街地の様子。山の上に家々が建ち並び、炭鉱の町の面影を残し続けています。

温泉に入ってドライブの疲れを癒そう!道の駅 うたしないチロルの湯とは?

道の駅 うたしないチロルの湯は、歌志内市の「神威岳(かもいだけ)」のふもとに位置している温泉施設を中心とした道の駅です。札幌市と旭川市を結ぶ国道12号線、そして滝川市から十勝地方を抜けて釧路市までを結ぶ国道38号線の分岐点近くに位置しており、これらの道を通る際には立ち寄っておきたい場所となっています。

温泉施設「チロルの湯」を中心に、農産物の直売所や軽食を楽しめるレストランなどが入居している道の駅です。まずは温泉に入ってから、地元の特産品などをゆったり選ぶとよいでしょう。

道の駅の駐車場。広々とした駐車場であり、車も停めやすくなっています。

道の駅施設の外観。「チロル」とはスイスとオーストリアにまたがる高山地帯の名前で、道の駅の周辺の景観がチロルの風景に似ていることからこの名前が付けられました。

温泉施設は道の駅施設の裏手にある小高い丘の上にあります。

温泉施設の前からは、歌志内市の様子を一望することも可能です。歌志内市自体は「チロル」のように標高が高いわけではありませんが、山に囲まれた景色がチロル地方を思い起こさせるものになっているのです。

道の駅施設内には、軽食を取ることのできるレストランや、ソフトクリームなどを食べられるちょっとしたテーブルなどが備えられています。

地元の農産物の他に、こちらでは30種類以上の漬物を取り扱っています。

道の駅施設は2階部分もあり、2階からは道の駅の全体像を見渡すこともできます。

2階には、炭鉱全盛期の様子を写した写真を見ることのできるちょっとしたギャラリーがあります。

炭鉱で実際に採掘されていた、巨大な石炭の塊です。

道の駅と合わせて見たい!「悲別ロマン座」とは?

道の駅施設と合わせて訪れておきたいのが、道の駅から車で10分ほど離れた場所に位置している「悲別ロマン座」です。1984年に放映された倉本聰脚本のドラマ「昨日、悲別で」で舞台となっていた建物であり、ドラマ放映から30年以上がたった現在でも歌志内市の観光スポットとして人気を集めています。

元々は歌志内市における炭鉱職員の厚生施設として運用されていたこの建物は、1971年の炭鉱閉山以降使われることがなくなり廃墟となっていました。その寂しげな情景が「昨日、悲別で」と見事にマッチしており、この建物がドラマの舞台のひとつとなったのです。ドラマが終わって以降、またあまり使われることがなくなってしまった建物ですが、現在では主に市民の交流施設としての役割を果たしています。

悲別ロマン座の外観。古びれていて寂しさの感じられる外観からは、衰退してしまった炭鉱都市の寂しさも感じられます。現在は喫茶スペースなども備わった、市民の憩いの場としても利用されています。

打ち捨てられたような炭鉱関連の備品などもおいてあり、寂しい景観をより一層際立たせています。

職員厚生施設として利用されていたころには、毎週末になるとこのステージで催し物が行われていました。誰も登らなくなったステージが、悲しげに放置されています。

道の駅 うたしないチロルの湯のまとめ

道の駅 うたしないチロルの湯は、温泉施設を中心とした道の駅です。国道12号線と国道38号線が交わる場所に位置しており、ドライブ中に立ち寄るにはうってつけの場所だと言えるでしょう。道の駅の近くにある観光スポット「悲別ロマン座」とともに、ぜひとも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

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Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

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