ノシャップ岬の手前!オロロンライン上にある「抜海」って?

オロロンライン上にある小さな集落・抜海を紹介します。稚内市の南の端に位置している小さな集落・抜海は、ロシアの片田舎を思わせるような寂れた寒々しい雰囲気が印象深い場所です。周辺には、ドライブの疲れを取ることのできる休憩スポットも数多くありますよ。

ドライブ中の休憩ついでに展望台からノシャップ岬を望む!

オロロンラインを北上する旅もいよいよ終盤。ドライブの場合には運転者さんの疲労がピークに達していることでしょう。バイクや自転車でも同じことと思います。ドライブの休憩ついでに絶景まで楽しめるスポットが、「展望休憩施設 こうほねの家」です。

こちらの施設は無料で利用することができ、広々とした駐車場に自由に車やバイクなどを停めて休むことができます。レストハウス2階は屋外展望台となっており、晴れた日には北にノシャップ岬を、遠くには利尻富士を望むこともできるスポットとなっているのです。


木製の大きな看板が立っているので、非常に見つけやすいスポットとなっています。


ログハウス調のレストハウスは、無料で自由に利用することが可能です。


屋外展望台からはノシャップ岬を望むことができ、天気が良ければさらに向こう側の宗谷岬までもを一望することができます。


この日は曇天だったために難しかったのですが、晴天の日にはこちらの方向から利尻富士も望むことが可能です。

稚内に至る前に位置する集落・抜海とは?

稚内まであとは北上するのみといったところで、道すがらにそれほど大きくない集落があることに気づくと思います。この集落は「抜海」と呼ばれており、稚内市の最も南部に位置している集落となっています。

小さな集落である抜海は、まさに「最果ての街」といった雰囲気にあふれた場所となっており、点々と民家が建っているような寒々とした光景が哀愁を感じさせる印象深い街です。小さな町であるために通り過ぎてしまいがちなところでもありますが、ぜひとも寄って、この場所にしかない雰囲気を味わってみてください。

日本海沿いに古びた民家が並ぶ光景は、オロロンライン沿いのスポットの中では珍しく、曇りや雨の日の方が雰囲気があるものとなっています。


道路は綺麗に舗装されていますが、街の雰囲気自体はロシアの片田舎を思わせるようなものがあります。


抜海の街の中心部にある抜海港。小さな港です。


ここもオロロンライン沿いの港同様、釣りの名所のひとつとなっています。


港もまた、どこかさみしげな雰囲気を持っているのが特徴です。

抜海駅には、あの超有名タレントの写真が?

抜海の中心街からおよそ1.5キロほど離れた小高い丘の上には、日本最北の木造駅舎を持つ「JR抜海駅」があります。JR宗谷本線に位置するこの駅は、次の南稚内駅、終点の稚内駅に比べると利用客が大きく落ち込んでおり、宗谷本線のローカル線的な区間の起点になっている駅でもあります。


派手さはないものの、小奇麗な駅舎です。


周辺の光景もあわせて、抜海の「最果て感」に合致している駅舎となっています。


当然、無人駅です。駅構内は広めであり、ハンドメイド感のあるペンキで塗られた壁や柱が印象的です。


2面2線のホームは立派なものとなっています。


稚内方面の線路。


ローカル線の駅のお約束、駅ノートがあります。やはり宗谷岬を目指す道すがらで訪れる方が多いようです。

この駅、および抜海の中心街は、1985年にTBS系列で放送されたドラマ「少女に何が起ったか」で主要な舞台のひとつとなりました。駅構内には、ドラマの場面を切り出した写真が貼られており、主演であった小泉今日子さんの若き日の姿を見ることもできます。


ドラマの内容自体は現実離れした部分が多く、いわゆる「トンデモドラマ」の類だったようです。しかし、抜海の知名度が大きく向上した作品となりました。


冬の抜海駅の様子。80年代ごろの写真です。


時刻表。駅の利用客が少ないこともあって、特急列車は停車しません。

抜海のおすすめスポット:抜海神社と保食神社

抜海の中心街には、小さいながらも二つの神社が存在しています。抜海港からすぐ近くの山側に位置しているのが抜海神社であり、山の緑と真っ赤な鳥居のコントラストが印象的です。港と隣接する形で存在しているのが保食神社であり、日本海の海原を眺めることができる景観スポットにもなっています。いずれも参拝客自体はまばらですが、地元の方たちにとっては重要な場所のひとつです。


鳥居は非常に大きく、たいへん存在感があります。


本殿は木造であり、腐食が進んでしまっています。


保食神社は海が見える場所にあり、まさに絶海の雰囲気がある神社です。


神社からはノシャップ岬を望むことができ、晴れていれば宗谷岬まで一望することも可能です。

抜海のまとめ

稚内市の南側に位置している抜海は、人が少なく少々寂れている雰囲気が逆に印象深いものとなっている、最果ての地に位置する小さな集落です。抜海駅や神社群など、特に一人旅で訪れた際には少し心安らげるようなスポットも数多く存在しており、忘れずに寄っておきたいスポットとなっています。
抜海まで来たら、ノシャップ岬や稚内市街はもうすぐ目の前です。車やバイク、そして自転車の方も安全運転で、北上を続けていくことにしましょう。

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Ichiro

Ichiro

北海道を旅するライター。北海道内道の駅完全制覇を2017年に達成。北海道内で行ったことがないのはえりも岬のみという自称「北海道マイスター」。

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