ローカルな雰囲気の漂う室蘭支線!輪西駅に行ってみよう!

室蘭本線の輪西駅を紹介します。本線から分岐して進む「室蘭支線」は、個性豊かな4つの駅を進んでいきます。最初の駅・輪西駅は、利用者の少ないローカル的な雰囲気の漂う駅となっています。

終着室蘭駅に向かって進む「室蘭支線」は、個性豊かな4つの駅に停まる

東室蘭駅を起点として室蘭市内を進む「室蘭支線」は、室蘭本線から分岐して線路が曲線を描きながら西へと進んでいきます。室蘭支線には起点の東室蘭駅を除いて「輪西」、「御崎」、「母恋」そして「室蘭」という4つの駅が存在し、それぞれ異なる個性を持っています。

室蘭支線は電化路線ではありますが、主要路線とは異なり、運行する列車が特急を除いて1両か2両のものばかりであり、利用客も相対的に少ない路線となっています。しかし室蘭支線沿線住民にとって重要な交通の便であり、坂道の多い室蘭市内を車以外で楽に移動することができる大切な移動手段となっています。子供や学生、高齢者の方など、車に乗ることができない方を中心に重宝されています。

国道36号線、37号線を中心に道路交通も整備されている室蘭市ですが、車に乗れない方にとっては今もなお、室蘭支線が重要な役割を果たしています。

特急「すずらん」は室蘭駅から室蘭支線の各駅に停車します。

室蘭支線の最初の駅!輪西駅とは?

室蘭支線の最初の駅である輪西(わにし)駅は、東室蘭地区の中心街からほど近い場所に位置しています。住宅密集地と室蘭市の工業地帯の中間地点に位置している駅であり、昔ながらの住宅と「新日鐵住金室蘭製鐵所」をはじめとした工業地帯が、そのまま室蘭市の歴史を語り継いでいるような場所となっています。

かつて室蘭市の工業が盛んだったころには、有人駅として栄えていた時代もあった輪西駅。しかし現在では、有人駅時代の駅舎がそのまま無人駅となっており、広めの敷地面積を保持したまま利用者だけが減ってしまい、もの寂しさを感じさせる場所になっています。

かつてこの場所には、初代の室蘭駅が建っていました。室蘭駅は大正時代に現在の場所へと移転し、一度この場所からは駅がなくなってしまいました。しかし工業地帯の拡大にともなって「輪西駅」として駅が新設されることになり、1928年に再びこの場所に鉄道駅が戻ってきたのです。

輪西駅外観。元々は数多くの人々を輸送する拠点であったことから大きめの駅舎となっています。

駅舎の出口は広く取られており、かつては多くの人々が駅を利用していたことをしのばせます。

構内の様子。ベンチなどは多くが撤去されており、現在は少数が残されているのみとなっています。

がらんとしていて、閑散とした様子の構内です。

ホームの様子。無人駅ではありますが、列車の通過を映すモニターが設置されています。

東室蘭方面の線路。線路脇には、高架の道路で国道36号線が走っています。

「東室蘭方面」と書かれた跨線橋を渡って、反対側のホームに向かいます。

跨線橋から見た東室蘭方面の線路。周辺には住宅街が形成されています。

反対側のホームの様子。

駅舎側ホームの全景。

駅舎から出る際には、ぜひこの「出口」から出ましょう。

輪西駅周辺スポット:北海道岩木山神社

輪西駅から徒歩20分ほどの場所にある「北海道岩木山神社」は、小さな神社ではあるものの、岩木山からの素晴らしい景観とともに、室蘭の隠れた景観スポットとなっています。

室蘭の住宅街の様子を見ながら岩木山を登っていく道程は、丁度よい運動にもなりますし、坂が比較的多い室蘭市の雰囲気を感じながら散策することができます。神社に着いてから見ることができる室蘭市や太平洋の眺めは、心を洗ってくれることでしょう。

駅前の通りにあるこの看板からスタートすると、道が分かりやすいでしょう。

古くからある室蘭市の住宅街を抜けて、岩木山を登っていきます。

室蘭はサッカーも盛んな街です。市内のいたるところに、このようなサッカーグラウンドが点在しています。

坂道を登った先に、岩木山神社の銀色の鳥居があります。

緑がかった本殿は、小さいながらも神聖な雰囲気を感じます。

坂の上からは、向こう側に広がる太平洋の大海原と、室蘭市の住宅群を望むことができます。

遠くには、室蘭市の工場群の姿も見られます。

輪西駅のまとめ

輪西駅は室蘭支線の最初に位置している駅であり、室蘭市街の住宅群や工業地帯に囲まれた中にある、静かな雰囲気の駅となっています。広い駅舎に人の姿がほとんどいない状況は、どこかノスタルジーを呼び起こすものにもなっています。隠れた景観スポットの北海道岩木山神社と合わせて、ぜひとも押さえておきましょう。
室蘭支線は、室蘭駅に向かってゆっくりと進んでいきます。住宅群が工業地帯へと移り変わっていく車窓を見ながら、次の「御崎駅」に向かっていくことにしましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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