山あいの小さな住宅地!室蘭本線・静狩駅とは?

室蘭本線の静狩駅を紹介します。周囲の山々を貫くトンネルを抜けると、静狩エリアの住宅地が広がります。終点・長万部駅に行く前に、こちらでひと休みするのも良いでしょう。

室蘭本線の旅もいよいよ大詰め!長万部はすぐそこ!

支線も含めると47個もの駅を抱える室蘭本線の旅も、いよいよ大詰め。前回の小幌駅で消耗した体力を回復しながら、ゆっくりと進む列車に揺られて次の駅を目指しましょう。

小幌駅を過ぎ、周辺の山々を貫くトンネルを超えながら進むと、静狩エリアの小さな住宅街が車窓に広がり始めます。少しずつ終着駅「長万部(おしゃまんべ)駅」へと近づいていることを感じながら、電車に揺られて進みましょう。

静狩エリアには、小さめの住宅街が形成されています。

住宅街にひっそりとたたずむ木造駅舎!静狩駅とは?

室蘭本線の42個目の駅である静狩駅は、周辺に小規模ながら住宅街があるにもかかわらず、ほとんど利用客の存在しない静かな無人駅です。木造の駅舎は住宅街の影にひっそりとたたずんでおり、数少なくなった利用者を日々待ち続けています。

なんともノスタルジックな外観を備えた静狩駅は、ぜひ一度降り立ってその姿を間近で見てみたい駅のひとつだと言えるでしょう。

駅舎外観。古びた木造の建物は、まるでおとぎ話の世界からそのまま飛び出してきたようなデザインとなっています。

周辺に住宅が建ち並ぶ中にぽつんとある、非常に寂しい印象を覚える駅です。

電話ボックスの隣に少し古い型の郵便ポストがあるなど、細部にもノスタルジーが宿っています。

古びた扉は、開けるのにも一苦労の代物です。

構内の様子。意外に広々としており、かつてはある程度利用客がいたことをうかがわせます。

地元の方が寄贈した静狩エリアの風景画が飾られています。

時刻表。列車は数えるほどしか停車しません。

寄贈されたと思しき時計は、止まったままでした。

待合室の隣には、利用客が数多くいた時代に使われていた事務室がありました。

ホームの様子。跨線橋はなく、列車通過時には踏切が閉まります。

踏切の中央から見た長万部方面の線路。

踏切の中央から見た室蘭方面の線路。

夕刻のホームの様子。

ホーム側から見た駅舎。

静狩駅周辺スポット:静狩漁港と静狩神社

住宅街が続く静狩駅周辺ですが、かつてはいわゆる漁師町として栄えていた時代もありました。現在でも駅近くにある「静狩漁港」では、細々とではありますが漁業が続けられています。

静狩漁港の近くにある静狩神社は、そんな海の男たちの安全を祈願して造立された神社です。真っ赤な鳥居と本殿の姿は、見るものに鮮烈な印象を与えるものとなっています。

静狩漁港の様子。細々とではありますが、今でも海の男たちが日々自然と闘っています。

漁港のすぐ近くには、駅舎に飾られていた絵画のモデルとなった突き出た岩場があります。

間近で見る岩場は迫力満点です。中央下部に、室蘭本線のトンネルも存在しています。

静狩神社。本殿は真っ赤なものとなっており、中国などからの影響も感じられる神社です。

神社から少し歩いた先には、青い海が遠く彼方まで広がっています。

晴れた日には遠く洞爺湖方面まで見渡すことが可能です。

反対側は、晴れた日には駒ケ岳方面までも見渡すことができます。室蘭本線における隠れたビュースポットのひとつです。

夕刻の人が少ない海は、寂寥感漂う場所となっています。

静狩駅のまとめ

静狩駅は周辺を住宅街に囲まれているにもかかわらず、利用客が非常に少ない駅です。駅の目の前には海が広がっており、晴れた日にはかなり遠くの方まで見通すことのできる隠れたビュースポットとなっていますので、時間がある場合にはぜひとも立ち寄って、自然の神秘に触れてみるとよいでしょう。
いよいよ、長かった室蘭本線の旅もクライマックスです。次回は室蘭本線の終着駅「長万部駅」まで、焦らずゆったりと進んでいくことにしましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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