「北の湘南」でひと休み!室蘭本線・伊達紋別駅とは?

室蘭本線の伊達紋別駅を紹介します。「北の湘南」とも呼ばれる北海道でも有数の温暖な気候となっている伊達市は、歴史を存分に感じることのできる街でもあります。江戸時代の息吹を感じられる街並みを、楽しんでみてはいかがですか。

室蘭本線は伊達市中心部へ向かう!伊達市とは?

前回の稀府駅から、室蘭本線は若干内陸側へと切り込んでいきます。ここから先、海沿いの景観はあまり楽しめなくなりますが、その代わりに有珠山や昭和新山の山影がより近づいてくるため、迫力ある山の姿を見ながら進んでいくことができます。江戸時代以降、有珠山は何度も噴火を繰り返しています。記憶に新しいところでは2000年に噴火が起こり、伊達市に「災害救済法」が適用されました。

有珠山・昭和新山のふもとに位置している伊達市は、人口約35,000人を抱える都市です。市名の「伊達」は、当時宮城県を支配していた仙台藩から分家してきた「亘理伊達氏」がこの地を支配し、町の礎を築いたことに由来しています。北海道内でも特に歴史が深い都市であり、伊達氏にちなんだ観光スポットはもちろん、街の中心部にも江戸時代を思わせる建物が数多く建っており、地域おこしの一翼を担っています。

伊達市役所の前にも瓦風の屋根によるあずまやなどがあり、北海道の他の地域では見られない建造物が数多く建っています。

市役所自体は、近代的なつくりの建物です。

市役所の前の通りに建っている建物は、瓦風の屋根で江戸時代の雰囲気を感じるものばかりとなっています。左側の建物は、北海道銀行の支店です。

伊達市なのに紋別?伊達紋別駅とは?

室蘭本線の34個目の駅である伊達紋別駅は、有珠山のふもとに位置している駅として登山客や観光客の利用者も多い、伊達市のターミナル駅として機能しています。伊達紋別駅も市街中心部の建物と同様、瓦風の屋根と江戸時代の雰囲気を感じさせる外観です。

こちらの駅は伊達市にあるにもかかわらず、オホーツク海側の都市と同じ名前である「紋別」という名前が採用されています。元々、伊達市に仙台藩から人が入植してきた段階では、この地は「紋別」と呼ばれていました。そのため、その名前を採用して「伊達紋別駅」として運用されることになったのです。

札幌と函館を結ぶ特急「北斗」「スーパー北斗」も停まることから、利用客は室蘭本線の非電化路線の中でも群を抜いて多く、1日平均1,500人程度が利用する大変にぎやかな駅となっています。

駅舎外観。江戸時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥ります。

周辺は一戸建ての他、アパートやマンションが建ち並ぶ住宅地です。

駅構内の様子。ほとんどの方が、札幌行か函館行の特急「北斗」「スーパー北斗」を待っています。

昼間は「北斗」か「スーパー北斗」が1時間に1本程度のペースで停車します。

ホームの様子。ちょうど、特急スーパー北斗が函館方面へと出発しました。

青色が印象的な跨線橋がかかっています。

ホームには、有名な伊達政宗の巨大な兜が展示されています。

跨線橋から見た長万部方面の線路。

跨線橋から見た室蘭方面の線路。遠くにはカムイヌプリなどの山々の姿も見えます。

反対側のホームには、寒さを避けるための簡易的な待合室も設置されています。

反対側のホームから見た伊達紋別駅全景。レトロな雰囲気も感じられる建物です。

時刻表。ピンク色のものが多く、特急が何本も停車することが分かります。

駅の外にある案内図。伊達市は四季を通じて北海道内でも穏やかな気候であるため、「北の湘南」という別名がつけられています。ただ当然ながら冬には気温がマイナスになるので、湘南には程遠い気候となっています。

伊達紋別駅周辺スポット:道の駅 だて歴史の里

伊達紋別駅から徒歩20分程度の場所にある「道の駅 だて歴史の里」は、国道37号線に面した伊達市の一大観光拠点となっています。道の駅の施設としては異例なほどに広大な敷地の中に、レストランやお土産屋だけではなく、公園や歴史資料館、さらには体育館なども建っています。観光客だけでなく、地元の人々の生活にも根差したスポットです。

「道の駅 だて歴史の里」について、詳しくはこちらの記事を参照してみてください。

こちらにも、伊達政宗の巨大な兜が展示されています。

道の駅には城の「大手門」が設置されており、見る者を圧倒する威厳をたたえています。

道の駅の施設本体は、長屋のような平屋建ての構造です。駐車場も広々と取られています。

道の駅本体の建物内は、レストランやお土産物店など、道の駅として一般的な施設がメインです。

伊達紋別駅のまとめ

伊達紋別駅は、伊達市の中核を担っている駅であり、伊達市におけるターミナル駅として機能しています。特急が発着することから非電化路線とは思えないほどの利用者を抱えており、駅内が活気にあふれていることも特徴です。レトロな雰囲気の駅舎は、街の中心部の建物や道の駅の建物とともに、ぜひともチェックしておくべきと言えるでしょう。
室蘭本線は、有珠山の方向に向かってさらに北へ北へと進んでいきます。次回は、伊達市の中心部から少し離れた場所にある「長和駅」まで、普通列車に乗って進んでいきましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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