リゾート地・トマム!石勝線のトマム駅に行ってみよう!

石勝線のトマム駅を紹介します。北海道を代表するリゾート地・トマムにほど近いこちらの駅は、日高山脈の険しい山々に囲まれた場所に位置しています。「星野リゾート トマム」にも、ぜひとも立ち寄っておきましょう。

石勝線は日高山脈を眺めながら、東へ進む!

占冠村の中心駅である「占冠駅」から、石勝線は占冠村の中心産業のひとつでもあるリゾート地、トマムへと向かって進んでいきます。占冠からトマムまでは21キロ以上と駅間距離がかなりあるため、車窓から日高山脈の山々を眺めながら進みましょう。

占冠駅から北西方向には、石炭を育む源のひとつとなった「夕張岳」をはじめとした夕張市周辺の山々が広がり、北側には十勝岳山系の山々、南側には幌尻岳山系の山々が広がります。ごつごつとしていて雄大な山々の姿を車窓に映しながら、特急列車は走っていきます。

山々を見ながら、石勝線は東側へ進んでいきます。新夕張駅から新得駅までは特急列車のみが走るため、スピードに乗って列車が進みます。

山の中にあるリゾート施設への駅!トマム駅とは?

石勝線の8番目の駅であるトマム駅は、「星野リゾート トマム」などのリゾート施設への最寄り駅として運用されている駅です。バブル期前後には駅内に「トマムトラベルセンター」という案内所が設けられるなど賑わいを見せていましたが、現在ではトラベルセンターも閉鎖され、完全な無人駅となっています。

2000年代以降は観光客数も落ち込み、かつての活況が嘘のように寂しい駅となっていました。しかし近年は海外からの観光客を呼び寄せる「インバウンド事業」に力を入れており、駅にアジア圏の観光客の方が数多く訪れるなど活気を取り戻しかけています。

駅の大きな特徴として、跨線橋でトマムリゾートへ直接アクセスすることが可能になっていることが挙げられます。さらに駅からはリゾートホテルへの直行バスなども出発しており、アクセスの面は非常に良好なものとなっています。

トマム駅外観。1981年に「石勝高原駅」として開業し、国鉄民営化の直前に「トマム駅」と改称されました。現在の建物は開業時以来から使われているものです。

トマム駅は標高538メートルの地点に位置しています。北海道内の駅では最も標高の高い地点にある駅です。

駅構内の様子。完全無人駅であり、窓口は閉鎖されています。

時刻表。新夕張以降は特急列車のみが停車するため、新夕張~新得間は特急列車の自由席利用であれば特急料金がかかりません。

ホームから見た駅舎。トマム駅はニセコ町にある「ニセコ駅」とともに、全国的にも珍しいカタカナのみの駅名となっています。

ホームの様子。巨大な跨線橋は、「星野リゾート トマム」に直通しています。

リゾートホテル直通のバスも運行されており、交通の便が非常によくなっています。

新得方面の線路。この日もアジア圏からの観光客が数多く訪れていました。

海外からのインバウンドによる旅行者もターゲットとなっているため、このような英語の看板も散見されます。

シェルターに覆われた跨線橋の階段は、近未来的な雰囲気も感じられます。

跨線橋の内部も非常におしゃれです。

下から見た跨線橋の様子。自治体の規模にそぐわないほどの迫力があります。

ちょうど、札幌方面へ向かう特急列車が停車しました。

トマム駅周辺スポット:星野リゾート トマム

トマム駅と直結する「星野リゾート トマム」は、トマム駅のある占冠村にとっても主要産業のひとつとなっているリゾート施設です。1990年代までのバブル景気のころは国内のスキー客を中心に人気を誇っていましたが、90年代後半に入ると集客力が大きく低下。2005年にはいったん経営破たんに陥ってしまいます。

しかしその後、海外からのインバウンド需要の呼び込み、さらには雲が海のように見える「雲海」をメインの呼び物としたことで経営を再建することに成功しました。現在では、北海道を代表するリゾート地として確固たる地位を回復しています。

おしゃれなロッジとスキー場。トマムは冬だけでなく、夏にはゴルフやラフティングなどの様々なアクティビティで楽しむことができます。

ホテルの設備も豪華です。左側の「リゾナーレトマム」は112.5メートル、「トマム ザ・タワー」は121メートルの高さを誇り、北海道内でも屈指の高層建築物となっています。

トマム駅のまとめ

トマム駅は国内外からの観光客が新千歳空港から訪れる際の玄関口であり、特急列車の停車する重要な駅となっています。札幌方面からの観光客を数多く受け入れ、リゾートまでの交通の便も充実しています。
トマム駅からさらに東側へ30キロ以上進み、いよいよ石勝線は終点「新得駅」へと進んでいきます。特急列車の車窓を流れゆく山々を眺めながら進みましょう。

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むらはし

むらはし

北海道の鉄道に魅せられた平成世代。北海道に数多くある秘境駅、廃線間近の路線などを巡り、その素晴らしさを伝えたいと思っています。

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